第16回
秋季カンファレンス

　盛夏の候、会員の先生方にはおかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。この度令和6年10月20日（日）に田町グランパークカンファレンス（東京都港区芝浦3丁目4-1）にて、秋季カンファレンスが開催されることをお知らせいたします。
昨年度まではWEBでの開催でしたが、今年度からはリアル開催に戻ります。

今回は、岡山大学名誉教授の皆木省吾（みなぎしょうご）先生を講師にお迎えしました。
午前・午後の合わせて4時間を全て使用して（総）義歯の講演をしていただく予定です。

　皆木先生は、岡山大学名誉教授、岡山大学特任教授（研究）であり、
「超高齢者総義歯座右マニュアル （超高齢社会・在宅にも使える義歯を提供する2横指3秒ルール）」
という実践書を自費出版されました。
その巻頭に、

1. 超高齢者総義歯になじみが薄いが、最近臨床機会が増えてきた先生

2. 総義歯を多く経験し得意としており、時代の患者にアップデートしている先生

3. 総義歯を苦手としている先生

4. 総義歯を作製する歯科医師との協働を目指す歯科技工士

の方々を対象に執筆されたと書かれてあります。

丁度、令和6年4月から特別養護老人ホーム（特養）や介護老人保健施設（老健）等の介護施設系サービスにおいて、口腔衛生管理が運営基準の基本サービスとして義務化されました。そのため、近隣の歯科医院に口腔管理についての問い合わせが増加していると思います。
また、令和6年6月のトリプル保険改正で歯科訪問診療の比重が居宅へシフトしました。
つまり、今後の歯科医院の運営を考えると、介護施設や居宅に赴いて否が応でも総義歯や部分床義歯の方々に接する機会が増加の一途をたどるという事になり、義歯治療のスキルアップを余儀なくされるという事です。

義歯治療に係る全ての歯科医師の方々に今回の秋季カンファレンスに参加することをお勧めします。また、事前に「超高齢者総義歯座右マニュアル　（超高齢社会・在宅にも使える義歯を提供する2横指3秒ルール）」の良書を購入して拝読して秋季カンファレンスに参加されると義歯治療に関する学習吸収効果は絶大です。
皆様に秋季カンファレンスにてお会いできるのを楽しみにしています。